【超短編】とは?小説とも違うそれはそれは小さな物語。タカスギシンタロ氏の書き下ろし新作も有り。

徳之島 超短編

こんにちは、マーキーです。

最近の徳之島は昼間は半袖(または長袖シャツ)でも大丈夫な時間も出てきました。
夜はまだパーカーが欲しいかな。

そんな徳之島ですが
今回は『特別企画』、

まだ誰も知らない「超短編」の世界と
まだ誰も知らない「徳之島」を融合させた物語をお届けします。

「超短編」という世界の第一線で活躍しているタカスギシンタロ氏とのスペシャルコラボでお送りします。
今回の為の書き下ろし作品もありますのでご堪能ください。

初めてこのブログにたどり着いた方は徳之島の基本情報を抑えていただいてご覧になるとより一層楽しめるかと思います。

 

 

超短編とは?

超短編という名称を初めて聞いた方も多いでしょう。
私もその深くを殆ど分かってはいません。

超短編と聞いて、知らない人がまず思い浮かぶのが「短編小説」かと思います。
でも決していわゆる「小説」の世界とも違うのです。

そこには短い文字数から成る不思議な世界が待っています。

そこでなんと今回は超短編の世界を牽引するタカスギシンタロ氏に
「超短編」の世界の入り口に案内する為の「超短編」を書き下ろして頂きました!

ありがたし。。
それでは本邦初公開の作品を観て頂きましょう。

五百文字のものがたり「超短編」 タカスギシンタロ

ぼくが書いている物語は超短編です。
どのくらい短いかというと、五百文字前後、たいていは原稿用紙一枚に納まってしまいます。
「そんなに短くて、ちゃんとした話が書けるの?」と、疑問を持つ方がいるかもしれません。
そうなんです。じつは短すぎてちゃんとした話は成り立たないのです。でもそこが超短編の魅力でもあります。ぼくは超短編をよく茶室に例えます。
茶室にはベッドもトイレも台所もありません。主人と客が心を通わせてお茶を飲む、ただそれだけの場所なのです。茶室は不完全でも、魅力にあふれた場所というわけです。超短編も同じく、不完全かつわくわくする物語です。しかも超短編はただの茶室ではありません。空飛ぶ茶室なのです。
高い高い柱の上に茶室を乗せて、いち、にの、さん、で柱を取り除くと、刹那、茶室は宙に浮いているように見えるでしょう。
次の瞬間、茶室は墜落してばらばらに壊れてしまうに違いありません。でも大丈夫。超短編は短いので、あっという間に読み終わります。空に浮かんでいる間に読み終えてしまえばいいのです。そこに短さの魅力があります。実際、わたしは今、高い高い柱の上の茶室にいて、この文章を書いています。ぜひ、この柱を取ってみてください。いち、にの、さん、で。ただし気をつけて。落っこちるのは茶室ではなく、地面の方かもしれません。
なにしろここは、空飛ぶ茶室なのですから。


以上、どうでしたか?
超短編の世界、伝わったでしょうか。
わたしはこの文章を書きながらなんとも言えないわくわくと感謝と色んな気持ちが湧いてきました。
こんな素晴らしい作品をわざわざ書いていただいたタカスギシンタロさん、本当にありがとうございました。

そうこれで終わりではありません。
今回はこの「超短編」と「徳之島」のコラボです。
徳之島で撮影したマーキーの写真に対してタカスギシンタロさんが超短編を考えてくれました。

昨年から計画はしていたのですがようやく今回実現できて夢のようです。
徳之島と超短編が融合するなんて誰が想像していたでしょう。

それではご覧になって頂きたいと思います。
どうぞ。

めまい タカスギシンタロ


お祭りの日、昼間から屋台が出て町内はにぎやかだ。
ひとりの子が綿菓子を手に駆け出した。公園に来て、木の周りをくるくると回る。いつのまにか知らない子たちも集まって、みんなで肩を組んで回った。くるくるくるくる回った。すごい回転に子供たちの輪がほどける。

ふわっと浮いた。

真っ白い服の子供たちが青空にふわふわ漂っていた。笑いながら、たかくたかく上がっていく。
やがて笑い声は遠ざかり、聞こえなくなった。
残された子はひとり空を見上げていた。激しく回ったせいで頭がふらふらする。そしてはっと気づいた。
「ぼくの綿菓子!」


以上、いかがでしたか?
さすがすぎます。一体この想像力はどこから来るのでしょうか。タカスギシンタロ氏お酒も愛して止まない方で一緒にお話しさせて頂いてもその面白さは健在です。
また飲みたいなぁ。

そして今回私マーキーも超短編に初めてチャレンジさせて頂きました。。。
ない脳をフル回転させてやっと絞り出して出て来たへっぽこ作品を紹介したいと思います。

島の名産品 マーキー


ミーン、ミン、ミン、ミンと虫の音が鳴り響く頃、この島のあちこちでみられる光景。
汗だくになりながら土で汚れた作業着を来た大人達の姿がある。
朝から夕方まで仕事をした大人達からは毎年の事だが忘れたように同じ会話が聞こえて来る。
「あれ、今日の収穫これで全部かな?」
「いつも疲れた割に少なく感じるよな、まぁいっか。日も落ちるし今日はもう帰ろう。」
そんな会話をしたのちの帰り道、軽トラックで帰る大人達はみんな運転席から携帯を空に向け嬉しそうな顔をしている。
なにやらその写真を見ながら呑む焼酎の味が島人の特権なんだとか。
毎年撮られた写真にあったのは、この島でしか観られない紅と白の蝶々が元気に飛び交う姿。


以上、お後がよろしくないようで。。。
わたしはこの一つの作品を作るのに物凄い神経を使ったので、この作業を何年も続けているタカスギシンタロ氏はやはり異次元の世界に生きている人なのでしょう。
ものづくりが好きな私にとってこの経験はとても良い機会でした。
どんなものでも自分で作った作品に対する愛情はひとしおですね。
学生時代バンドも遊びでかじっていたので過去に曲を一曲だけ自分で作ったことがありますがそれも未だに愛着がありますもんね。
私が好きなダウンタウンの松本人志さんも、自分の棺桶に一つ好きなものを入れるとしたらという質問に対して「自分が監督をした映画作品」と言っていました。

男性は子供を産めない代わりにこういった作品を本当の子供のように愛し、
新たな命を生み出す世の母は全てに勝る究極のアーティストなのだと思いました。

その他、Kindleやアマゾンにて作品の販売をしておりますのでぜひ応援よろしくお願い致します。

まとめ

今回は「超短編」と「徳之島」の夢のコラボ作品をお届けしましたがいかがでしたでしょうか?
この未知なる魅力を持った両者が合わさった世界が、いつか世に知られる時が来れば最高です。

 

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