【地元が世界自然遺産!?】奄美・琉球が世界遺産登録を目指す!屋久島を追え!

徳之島 鍾乳洞 

こんにちは、徳之島に移住して半年が経過しようとしているマーキーです。

本日は【世界自然遺産登録に向けてするべき事】をお届けします。

私自身も全く無知の状態から勉強をしないといけないのでこれを機に学んでいきたいと思います。
写真がなくて堅苦しくてごめんなさい。

 

本日のPOINT

  1. 希少種の保護
  2. 外来種対策
  3. 保護地域の指定
  4. 地域全体への波及効果
  5. 普及啓発

 

2018年に奄美・琉球北部が世界自然遺産に登録されるか否かが協議が行われていましたが残念ながら否決されてしまいました。

そして次回は2020年のオリンピックイヤーに再度世界自然遺産登録の協議が行われます。

徳之島・鹿児島は勢力をあげて世界遺産登録を目指しますが、残念ながら世界遺産登録ということがピンと来ていない島民も少なくは無いと思います。

昔から住んでいる人々からすれば島の雄大な自然は毎日当たり前のように存在していて今更何かをしろと言われても・・・と言った感じなのかもしれません。気持ちはわかります。

今回は他の世界遺産による観光地成功例も交えながら徳之島の未来も考えていきたいと思います。

世界自然遺産に登録されている人気の地域例

  • 京都府 京都古都の文化財 文化遺産 1994年登録
  • 広島県 嚴島神社     文化遺産 1996年登録
  • 兵庫県 姫路城      文化遺産 1993年登録
  • 北海道 知床       自然遺産 2005年登録
  • 岐阜県・富山県 白川郷・五箇山の合掌造り集落 文化遺産 1995年登録
  • 鹿児島県 屋久島 自然遺産 1993年登録
  • 沖縄県 琉球王国グスク及び関連遺産群 文化遺産 2000年
  • 東京都 小笠原諸島 自然遺産 2011年

参考ホームページ:楽天トラベル https://travel.rakuten.co.jp/mytrip/ranking/world-heritage-japan/

奄美・琉球とも関連がありそうな地域を下でピックアップしました。

鹿児島県 屋久島 1993年登録

日本が世界に誇る屋久島は徳之島と同じ鹿児島県の離島でもあるので参考にするべき部分があると思います。

沖縄県 琉球王国グスク及び関連遺産群 2000年登録

「2000」という数字にとても関連のある世界遺産。
沖縄県の琉球王国グスクは「2000年」に世界遺産に登録されミレニアムの時期に発行された「2000円札」のイラストにもなり一躍有名になりました。

2000年(平成12年)には20世紀最後のサミットとして沖縄県(日本初の地方サミット)で行われました。
その時にサミットの記念ソングとして話題を話題を集めたのが
当時超ヒットメーカーだった「小室哲哉」さんが作曲で、その小室ファミリーの中で人気絶頂の「安室奈美恵」さんが歌った
「never end」です。

 

 

沖縄県は近くの離島であり観光地として大成功している島として羨ましく思います。

東京都 小笠原諸島 2011年登録

小笠原諸島は日本で最も交通が不便な有人島とも言われています。6日に1便しか船便が出ていないので相当時間に余裕のある人しか行けません。

徳之島は鹿児島空港から1日4便飛行機が出ています。

 

 

徳之島も2019年1月現在は東京からの飛行機直行便が無く鹿児島空港で乗り換えなければ行けないので不便だと思っていまいしたが、小笠原諸島を見るとまだ恵まれているんだなぁと思ってしまいました。

世界自然遺産登録に向けてするべき事

では奄美・琉球が世界自然遺産に登録されるために何をして行けば良いのでしょうか。見て見ましょう。

1、希少種の保護

日本の国土面積の1%にも満たない奄美・琉球には、国内の絶滅危惧種の約20%が生息しています。
「アマミノクロウサギ」は世界で見ても奄美大島と徳之島でしか見ることができません。

  • アマミヤマシギ 奄美と沖縄諸島に生息する日本固有種。繁殖が確認されているのは、奄美大島、加計呂麻島、請島、与論島、徳之島のみ。
  • アカヒゲ 雄の成鳥はの特徴は頭から背中・羽にかけて赤茶色。額から胸にかけて黒。胸から足にかけてが白となっています。
  • オビトカゲモドキ 徳之島にのみ生息する固有亜種です。白や薄いピンクのラインがあるのが特徴。
  • トクノシマトゲネズミ 徳之島固有種 尻尾を除く体長は10〜15センチ程度。先の尖った硬い毛が生えている。外敵から逃げるときはジャンプして逃げるのが特徴。普通のネズミと見た目の区別は難しいかもしれない。

島では山奥に住む野猫(ノネコ)により希少野生動物が狙われる事態が多発しています。
そういったノネコを捕獲して去勢・不妊手術をすることでノネコの繁殖を防ぎ希少野生動物の保護活動に取り組んでいます。

 

2、外来種対策

外来種とはもともとその地域にいなかったが人為的に持ち込まれた生きもののことを指します。

外来種によって、徳之島には生息していなかった生き物が繁殖し本来の徳之島の生態系を脅かす事に繋がります。

島の景観を損ねてしまう植物や、水面に繁殖して水温を低下させ水質が悪化してしまう植物などもあります。

予防の3原則!!

1、入れない 悪影響を及ぼす可能性のある外来種を島内に入れない
2、捨てない 飼っている外来種を野外に捨てない
3、拡げない すでに生息している外来種を拡げない

3、保護地域の指定

島の固有・希少な動植物が生息・生育する上で重要な地域を保護する取り組み。
国レベルの保護地域に指定するため、環境省、林野庁、鹿児島県、沖縄県が主体となって取り組んでいます。

4、地域全体への波及効果

世界自然遺産に向けた取り組みの一つとして「エコツーリズム」を活用しています。

エコツーリズムの概念

「自然環境や歴史文化を対象とし、それらを体験し、学ぶとともに、対象となる地域の自然環境や歴史文化の保全に責任を持つ観光のありかた」

引用元:環境省

としています。

実践例として「手々(てで)のまちあるき」があります。
徳之島町の手々という地区を徳之島地区自然保護推進委員会の政武文さんがユーモアを交えて紹介してくれる活動です。
地元住民と関係機関が一体となり、多くの人に興味を持ってもらえるエコツーリズムのメニューを考えていくことが重要です。

5、普及啓発

やはり最も大事なことは、我々地元住民が率先となって
徳之島の自然や文化に対して関心を持ち理解をして地元を守ろうとする行動をとることです。

【無くならない不法投棄】
残念ながら人目につかない山々が多い地域では不法投棄が無くなりません。悲しいことです。
不法投棄は景観を損ねるだけではなく、動植物の生態系にも悪影響を及ぼしてしまいます。
不法投棄は法律でも禁止されています。直ちに無くしていきましょう。


参考資料:「奄美・琉球 世界自然遺産登録に向けて 徳之島に住む私たちがするべきこと」 発行 徳之島町企画課


まとめ

1500万年前にはユーラシア大陸の東端であった「奄美・琉球」ですが地殻変動や海水面の変化によって奄美諸島は現在の島となりました。
その際に陸地に残っていた生物達が1500万年の時を経て独自の進化をして現在の生態系になったと考えられています。

そんな貴重な歴史のある「奄美・琉球」について我々地元住民が理解を深めて大事にしていかなければならないんだとこの記事を書きながら考えさせられました。

今日は大人な内容でしたがいかがでしたでしょうか。
今まではかなりくだけていますよ。

 

 

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では不定期ですがまたお会いしましょう、さようなら〜^^

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